GPX750R 

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キャリパー4ポットに交換
Yahooオークションで
手に入れたものへ交換


手に入れたのはA10Ninjaキャリパー4ポットホース付きです。Yahooオークションで\4200で譲っていただいたものです。大阪のYKさんありがとうございました。 
ホースは残念ですが使用しません
取付ホルダと6角穴付きボルトもいっしょにいただけました。ノーメンテでもいけそうなのですがそこはこだわってばらしてみます
ピストン径は4つ共同じようです
パットはまだ使えそうなので新しくしません。 
というか、パットが使えそうなものを譲ってもらう条件と考えていました。 
高いですからね。私のようにほとんど走らない場合は5分でも残っていれば十分です。 
又カワサキは純正がシンタートパットでよく効くってのは定説(古)。 
板バネ外して、パットを固定している軸のベータピンをぬいてパットを分離。
ピストンはパットをとる前にエアーを吹き込んで固着を十分柔らかくしておきます。 
で、パットを1枚挟んだ状態でもういちどエアを吹き入れて出せるところまでだしておきます。 
黒い十文字で円筒形の4つはパットに直に当たるところの樹脂性のキャップです。
二つ割り。 
フルードの流路には四角断面のリングが一枚づつ入っていました。
ピストンをもんでおいても、しぶいところが一個所ありました。 
ひたすた指先で少しづつ少しづつ引っ張り出しました。 
ゴムを巻いたラジペンも使ってみたのですが、感覚がつかめません。
外したピストンは少し錆っぽかったので、2000番の紙やすりで水研ぎしておきました。
恐らくバイクやさんでしょう、塗装はがれを隠すため黒の透明スプレーをふいてありました。 
ピストンシール溝はGPXのよりは格段にきれいですが、フルードのこかしたものとグリースがついています。 
シールは全て交換です。
キャリパーのシール溝のお掃除です。ドリルにるーたー用ワイヤーブラシをつけて白い固形物を取っていきます。 
その前にある程度クリップを使ってこしこし取っておいたものの追加掃除ってことです。 
キャリパーのメンテをしてあると、シリコングリースを少し使ってあるのでママレモンで先に洗っておいた方がブラシに油が付かなくてよかったかも。
そのほかの部分はエンドワイヤーブラシでごりごり。 
再塗装してあったりするのであんまりきれいになりませんでした。
んで、塗装はがしで、ブレーキフルードを使ってみることにしました。 
キッチンペーパーにそれぞれをくるんでジップロックっていうんですか?冷凍庫に使う厚手のジッパー付きビニールに入れて、漬け込み。 
さてどうなるか。
つけ込み10日目しわしわになった塗装をはがす。真ちゅうのワイヤーブラシだとこしが無かったので、鉄のワイヤーブラシを用意。 
平面やゆるい曲面は問題なかったのですが、ボルト締結部等の穴や隅はエンドワイヤーブラシで磨きました。 
黒再塗装の部分は剥れにくかったので、鉄ワイヤーブラシで削り取りました。 
何とかすべてはがす事ができましたが、ちゃんと塗装はがし剤を使ったほうが早かったでしょうね(^^; 
アルミは塗装が乗り難いことで有名です。本当は自家アルマイト処理実験をしようと思ったのですが、硫酸の入手に手間取ってしまったので、今回はパスします。 
アルマイト処理に付いてはアルマイト理論目次が詳しいです。 
また、アルマイト処理を引きうけてくれる所が、光研電化有限会社だそうです。 
High Way すたんぱぁさんのアルマイト工場見学も参考になりますよ。 
よく600番程度で表面を荒すとかいてありますよね。今回使ったのは化学薬品です。なんと、キッチンハイターとサンポールです(^^; 
ハイター(次亜塩素酸ナトリウム 4〜6%、水酸化ナトリウム 1%、pH:11以上)で脱脂をして、サンポール(塩酸9.5パーセント)で表面を腐食させて荒してしまおうと言う魂胆です。 
結果はなんか汚い表面になってしまいました。漂白剤を使った所で、泡が出てきて表面が部分的にわずかに荒れて盛上ったようになってきました。 
あんまり良くないので、早めに切り上げて、2000番で、ピストン穴を磨いて流水で洗って、サンポールをどばどば。と、全面が灰色に変化してきて、泡がぷくぷく。うーん腐食しているって言う感じになりました。 
やはり恐ろしいので時間的にはそれぞれ1分くらいしか浸していません。 
流水で洗い、エアーで水分を飛ばして終了。
塗装は缶スプレー。リヤのキャリパーを塗った時と同じHoltsのホンダのB-62Pキャプティバブルーパールを使用します。フルードに弱かったので、今回はDAYTONA2液タイプのウレタンクリヤーで保護しました。 
仕上がりは一時間で、塗り上げてしまったので、表面は平滑なのですが、ブルー地が少しジョワジョワしてます。
パットは300mmのディスクでは面積がありすぎて出っ張っているので、グラインダーで小さく削り込みをし、削ったところにはさびチェンジャーをぬりました。 
さび落としをした後のタンクの中を薄めたさびチェンジャーをいれたらコーディングできるのかな?とけてしまう? 
ピストンを組み込む前に位置を確認するため、フロントへ組んでみました。 
サポートのタップを斜めにあけてしまったところも何とか取り付けることができました。 
いい感じです。
ディスクの板厚中心とキャリパーの合わせ面もほぼあっています。 
サポートもディスクピンに干渉していません。
ディスク外径とキャリパーとの関係。
今度はキャリパーを両面組んでチェック。
少しわかりずらいですが、キャリパー内面から山形に少し出っ張りがあって寸法ではディスク面まで1.9mmの隙間となっていて幅方向はチョンボできない状態でしたが、うまくあっていました。
A10ピストン用シール2種類8枚づつとキャリパーのあわせ部4枚で\8000也。
それぞれのシールは全てシリコングリースを薄く薄くもみこんで取り付けました。
ピストンも同様に薄くつけています。 
パットとの当り部には樹脂キャップがありますが、ピストンとの当り面にもグリースをつけています。ここは逆さにしても樹脂キャップが落ちない様作業性をアップさせるためです。
トルクレンチでボルトを締めて組み込み終了。
またまた登場のフルードキャッチャーでエアを抜いていきます。でもなかなかぬけません。どっちにかんでいるのかもわからない。片方ずつ交換するべきでした。なので日を改めてもう一度します。
で、某日キャリパー内のフルード通路で、キャリパーが垂直になっていた場合ブリードバルブよりも高いところがキャリパーの外と内をつなぐ通路です。ここが怪しいと一度キャリパーを外して水平近くまで寝かせて下側ピストンを戻してバルブを開いてから上側ピストンを押し戻しました。 
ふとフレームの下を見ると水溜まりが、ありゃオイルかなーと指先に取ってみるかいでみる。フルードじゃん!! 
ピストンを戻すときリザーブタンクのふたを開けっ放しにしていたのです。急いでバケツで水かけ。
ブレーキホースは今までよりも少し余裕ができました。今回突き出しをいじれたので、6mm(マイナス4mm)に。
メータケーブルも今までより余裕です。
ESCSのコネクターはステムのすぐ後ろですのでタンクをずらして(シート、左右カウルネジ4本、ニーグリップのところのカバー、オーバーフローパイプの脱着含む)、コネクタをさしました。ゴムハンマーはコックがキャブに干渉しないように少し持ち上げるために使っています。
真中白い2ピンのコネクターがESCS用です。
完成 
始めはやっぱり利かないので、フロントブレーキを引きずりながら走りました。その後急制動を何回かして、15分ほど走って熱持っていないか確認をしときました。



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