左から1番-4番のプラグです。
1番のみカーボンで真っ黒ほかは逆に真っ白です。 1番のみおかしくて、全体に燃調が薄くなっています。カーボンは手で簡単に取れるほどさらさらで乾いています。おそらく回転をあげているときは濃くなっていないと考えられます。 |
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あきらめてキャブを外します。
キャブはずしの前にメインハーネスを緩ませるため、ステム側のコネクターベースのトラスねじ2本を外しておきます。 |
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スロットルケーブルを切るのに邪魔になるイグニッションコイルは荷かけゴムでずらしておくと便利です。 | |
キャブを外して、穴にキャブクリーナを吹き込みました。
本当は全バラなんでしょうが、ちょっとそこまで行きたくないってことと、1番のみってことで。 |
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とりあえず本日おしまいで、フロートカバーを戻して朝空けてみたらゴムリングが膨潤して変な格好になってしまってました。ほっといたら元に戻ったので良しとしましょう。でもゴムには良くなさそう。 | |
メインジェットは#125から#130へあげておきました。
それと、パイロットスクリューの戻し回転は2回転から2.25へこちらもあげています。 前回キャブを開けたときは、1番の油面だけが低めだった気がしたのですが、やっぱり間違っていたようです。今回はキャブを傾けて、バルブが接触したときのフロートの寸法17mmをすべてあわせるように慎重にチェックしました。
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で、これが試走した後のプラグ。
ほとんど変っていません。 |
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そこで油面を測ってみました。
ドレンから適当にガソリンを抜いて油面を下げた後透明チューブを取り付け、負圧コックにあるガソリン供給ボタンを押して流し込みます。結果OK |
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基本に返って圧縮を測定。データによると11-14kgf/cm
に対し#4が14.5 |
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#1が15.5
#1が高いのはカーボンがたまっているってことで納得ですが、それによって燃調が濃くなるってもんでもないだろうし。 以前なったけど一発死んでると満足にアイドリングもできなくなってしまうんで、圧縮が原因ではない気がする。 #1と#4は同時点火なんで電気系がおかしければ、2気筒おかしくなってしまうはず。
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で、#1と#4の負圧ピストンとニードル/バネを交換してみました。
ゴムベローズにはピンホール等は開いていないのを確認して、交換しています。これで濃いのが移動すれば少しは不良個所が限定できるはず。 |
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ついでなので、#2#3#4が薄めなので、1mmの座金を入れておきました。 | |
また#1のみパイロットジェット戻しを2.25回転から1.75回転に変更しました。
そのとき使ったのがこれ。 昔のワイヤードットプリンターが捨ててあったのでそこからトラクター(知ってます?)だけはずして、マイナスを埋め込んであります。 んでもそのままじゃ入らない。(^^; キャブレタホルダクランプを緩めて、キャブ本体を上へあおってやらないと届きません。 |
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1時間走ってプラグ確認
#4が濃いのはそのまま 他はほぼ順当に黒くなってきました。薄すぎて"ポン!"はこれでなくなりました。 |
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#1と#4の負圧ピストンとかを交換してもだめだったんで今度は#1に限って部品交換をしてみます。 | |
キャブ外しに買ったのが、充電ドライバーと300mmのビット。#2#3の内側のネジを外すのに便利です。(でも今現在充電不良で使えなかったりする(^^; | |
左上:ニードルジェット 右上ジェットニードル
下はスタータープランジャとシール シリコングリースを薄く塗ってつけかえ。 |
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圧縮は大丈夫でしたが温間時の状態がわからないのでバルブクリアランスをチェックしときます。
カムとロッカーアーム吸気0.15mmあったので基準値0.08-0.13mm以上でOK(何じゃ) 排気0.12mmでしたので(0.12-0.17mm)大丈夫でしたが、とりあえず0.15mmにあげときました。 |
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再びプラグチェック
やりました!
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ですべてのキャブの状態を同一にして走った後がこれ。
残念ながら再び#1が黒くなってしまいました。 いったん部品を交換したら焼けが焼けがよくなっているのに他と合わすと又こくなる。 |
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パイロットだけを2.25回転から2回転へ変更して確認してみることにします。
少し薄くなったかな? |
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パイロットだけを2回転から1.75回転へ変更して確認 だいぶよくなってきた 覚書
車体側
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ツーリングの帰りに高速のPAでプラグ確認(^^) | |
左が1番
全て同じように焼けていました。 ってことはパイロットジェット系がおかしいみたいですね。 まっ今年は良しとしよう。 |