GPX750R 

TOPPAGEへ

Rカウル補修とシートストッパ

直すしかありませんと原因が分かったので
壊れないように
シート側を追加工



いきなりこれで場所がわかりますか? 
リヤカウルの左側のシート側のところです。写真上のパイプみたいなところはネジ締め部が円盤状に抜けてしまっているのです。 
ペーパーウエスの上に置いているのが底の円盤なんですけど3分割にバラバラ。 
右側もクラックが3/4位同じところに発生してしまっているので同時に直します。 
原因はシートとシートレールの横方向の位置出し方法にあると判明しました。、それは又別途お伝えします。
これでどこだったかはわかりますよね。 
この写真は修整しおわった後
ウインカーやストップランプ等を全てばらして、単品状態で、マジックリンで洗ってシリコンとかを流しだした後、とりあえずバラバラになった円盤のところをプラモデル用のセメントで貼りあわせて固定。
固まったところで、はんだこてで割れてしまったところを溶かして合体させた後、補強用の足つけのために外周をぐちゃぐちゃにしておきます。
2液性のパテをケーヨーD2で購入 
これはカチカチになるタイプ 
やすりがけするとパテと同じくらいの粉が出ます。
グニュグニュ練って外周に張り付け。 
ガムみたいな感じでしょう。
一日経って棒やすりで整形 
穴も丸やすりであけ直して終了。 
取付面まで肉をもっているんですけれど、無理なく取付できました。
上に書いたようにシートの横方向の固定方法がおかしいです。 
シートベースがPP製でシートレールを挟み込むように角が出ていて、ここで左右方向の力を受け止めるようになっています。
ところが、シートレール幅が220mmに対して、固定部の幅が230mmを超えています
シートはしわが入らないように張りをつけてPPのベースにホッチキスで止められているわけで、この為にいつもベースをそらす力が働いています。又体重も同じ方向です。 
経時変化でどうなるかというと、レールとの隙間がどんどん大きくなっていきます。 
横方向にシートがガタガタになっていきます。 

すると、その外側のRカウルとの距離がどんどん狭まっていき、横方向の力をカウルが受け止めてしまうようになってしまいます。 
 

つまりはシートレールに固定されたそばのカウルに力が集中されて、クラックが入ってしまいやすくなります。 

外からレールをはさまないで内側へ角を出しておけばこんなことにはならないんですけれどねえ。 

特にシートを張り替えて、テンションが強くなっていると影響は大きいですよ。 
とりあえず、ワッシャーかますなりしてカウルを逃がしましょう。

で、カウルに当たらないように。
適当な大きさのABSt5mmの板があったのでシートから出ている足に貼り付けました。レールの内寸は180mmこの寸法に合う様ゴムコーキング剤を間に挟んで寸法を出して貼付。乾いたところで、角をニッパで切ったりして整形。
貼り付けたすぐ後ろのところの角が本来のストッパーなんですけど、ここだとレール内面がリヤフェンダーに覆われてしまって、引っかけることができません。

板をはがす方向に力がかかるので、40mmのm5ネジを買ってきて、Wナットで固定しておきました。

奥の方に張り付けた板が見えます。
シートを横へずらすとまだカウルに当っています。まあすべての力がかかるわけではないので良しとしておきましょう。



TOPPAGEへ