リヤブレーキピストン外しとマスターばらし

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2020年6月21日 スカスカになったマスターをばら してみる
のと
リヤキャリパーのピストンを外す







リヤブレーキフルードのリザーバーをばらしたところ。
なぜこういうばらした写真から入ってしまうのか。


リヤブレーキマスターを外すには
ステップ取付Uごと外さなくてはならず
リザーバータンクはシートフレームとリアホイールフェンダーの間をチューブが通っていて
マスターかリザーバーのどちらかから切り離す必要がある
ブレーキペダルとマスター間はリンクでつながっているしストップランプ用SWは外さなければならない。

戻す写真が一番重要ということでこんな写真から始まっています。

 

 





マスターがスカスカなのはどうして?









ブーツを引っ張ってみたらブーツの円周内側にバネが巻いてあって抜け止めにしている。

その中にスナップリング、その内側に板金座金が入ってます。

ロッドアッシ(ブレーキ側につながっているコの字の板金プラスナットと軸)はマスター側の座金を中心にグラグラしてます。
























手持ちのスナップリングプライヤーでうまいことCリングを外すことができました。





























外して中を覗くと何もないようにへこんでいるだけ。

なんじゃ???





























じゃ逆さからたたいてみるという結論になり、エア抜きボルトを外して細かったばね掛けの柄を使ってこんこん。





















分解できました。
ピストンが固着していただけです。
フルードが重力で下がって、ピストンオイルシールから外気に出てしまって固形化。
ピストン自体に塊が付いた状態で押し込まれて、リリース用のばねでは戻しきれなかった。

ブーツの固定のためのばね自体が錆びていたので、湿気がピストンまで来てしまっていた状態が長く続いたのでしょう。

ブーツ単品では購入できません。
ロッドアッシでの購入となります。
ピストンコンプと合わせて6000円くらいです。
ボディーは設定がないです。
リヤブレーキユニットとしては販売終了です。















今回は、樹脂製のL型コネクタとそれに合うOリングも手配しました。
これがまた、30年物で全然動かない。やっと外した状態がこの写真。

やっぱドロドロでしたね。
パーツクリーナで初期清掃をして終了。




















リヤキャリパーのピストンが出なかったんですよね。

前に外した、クラッチのピストンを外して、クラッチ油圧でリヤキャリパーのピストンを外してみました。


































リヤキャリパーをクラッチラインにつないでエア抜き。
エアが全然抜けなくてえらい時間がかかってしまいました。

が、いったん圧を感じれば、、、



























クランプ等でうまく両方をぎりぎりまで出して、こじって終了。














キャリパーをばらすことができました。ほっ




























ピストンは錆びてますが、手配済みです。

キャリパーボディーはその昔メタリックブルーに塗っていたのが、(どうも、2液クリア吹いてなかったみ たいで)エア抜きでのブレーキフルードで溶けました。


 





おまけ



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