バイクハウスの湿気対策-01

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2020年7月28日スポットエアコン風除湿機を注文。
でもこれじゃない感がしたのでいじってみる。





バイクハウスの湿気対策をどうするかつらつら考えてました。

温度まで制御するならエアコンをつけるんでしょうが、
最低価格クラスで
ダイキン S22WTES
4畳半エアコン
42000円+工事費12000円
で、54000円
冷房125-820W 2.2kw位
子供の2階の部屋にも入っていなくてバイクハウスへこんなのつけたらなんといわれるか、、
屋根自体もガルバニウム鋼板直に見えているし
追加で断熱材でも必要になったら、10万超え確実。
まずパス。

除湿機なら

デシカント式を まず考えたのですが、思ったより高い。
ヒーターで温度を上げることで相対湿度を下げることあり。一年つけっぱなしの閉空間用。
コンクリート造りならいいんでしょうが。
んで、

ペルチェ式
小さい安い除湿能力が低い、数が必要で結局2万はかかりそう。
可動部がないので、Cの国の物でもいいかなあと。

戻って、コンプレッサー式除湿機を考えた。スポットクーラータイプで、能力は弱いけど、除湿は出来そう。

YNMC-5B
どこでもエアコン ホワイト
24,460 円

を購入。

50Hzの関東では188W、ON-OFFしかできない。

けれど、パナソニックで湿度スイッチなるものを発見して手配。(でも8月20日にしか来ないけれど。)

定格電流3.5A 起動電流8A
どうやら購入した
YNMC-5Bは9Aらしいのでなんと かなるか?

 








どんだけ湿気を取れるのか、まずは電源オン



おおよそ3時間で600㏄出てきました。














だったので、タンクを使用する方法だとすぐにいっぱいになってしまうため、急きょジョイフルホンダで塩ビチュー ブを購入。
バイクハウス外へシャッター下から吐き出すようにしました。
やった!!












その後タイマーをセットして3時間オン2時間オフで動かしてみたのですが、思ったより湿度が下がらない。













あきらめてシャッターを開けたほうが下がる。
電源を入れていてもエバポレーター(蒸発器)に露滴しない。
コンデンサー(凝縮器)は暑くなっているけれどエバポレーター(蒸発器)の温度を下げて結露させるだけの能力が低い
















で能力向上させまっす。

同時進行しているのでこの順番ではなくまた、追加施策していたりするのですが、分かりやすくするため
以下の順番で書いていきます。

1
タンク有り無し、満タンSWのキャンセル

2
エバポレーター(蒸発器)の能力向上

3
コンデンサー(凝縮器)の能力向上

4
露滴水の排水及び湿度上り対策
 

 

 

 



1
タンク有り無し、満タンSWのキャンセル


灰色のトップカバーの下に、エバポレーター用のファン室が作ってある上のカバーに蓋つきの基板 が隠れていました。






コンプレッサー/送風ファン/切用ロータリースイッチ及び電源ON確認LEDがトップ カバーにねじ止めしてあります。


基板コネクターの青とケーブル茶色の平型端子がSW用

基板上側の赤コネクターから白い2本の線がLEDへつながっていました。


タンク有り無しは黄色コネクターから赤青2本線。
満タン検知は白コネクターから2本の黒線。

















トップカバーにSWとLEDが組んであるところ。

正面側が上でパッチン3カ所































タンク有り無しのマイクロSW
タンクが入っていると遮断、入ってないと通電。































満タンSWはフロートに磁石が仕込まれていて、磁石を検知すると反応する近接SWでし た。

こちらは、満タンで通電、通常は遮断。













ってことで、両方ともコネクターを外してしまえばずうっと動いていることになります。

これは楽でした。
基板手前側の黄色と赤のコネクターを抜てハーネスを外してしまえばOK。

真ん中の黒い箱はリレー
赤の太い赤青線はコンプレッサーへ。
黄色コネクターの黒線はコンデンサー冷却用軸流ファンへ。
外してある白コネクターはエバポレーター用ファンへ。


100Vが直に基板上をひいているので、沿面距離確保のために、基板にスリットを入れ て沿面確保してありました。







 



2
エバポレーター(蒸発器)の能力向上


エバポレーターを通った空気は左右に振り分けられ、上面側面を壁で仕切っている四角いダクトを通過してから、円筒形の回転 ファンの両側面からファン室へ入って上方から外へ冷気を出しています。


エバポレーターへ入ってくる空気は左右カバー(写真では上下)からあみあみフィルターを通して入ってくるのみ。










再掲載の写真の左右のスリットのところからエバポレーター用とコンデンサー用の両方の空気を機内に取り込んで分配する構造で す。


まずは、エバポレーター専用の取り込み口を開けます。




























ステップドリルでφ10mmの穴をバコバコ


ついでにコンデンサーのあつくなった空気を排出する出口のスリットも 取り除きました。


効率は良くなりますが、エバポレーターの吸い口とコンデンサーの熱い 風の出口が同じ面になってしまいました。


この除湿クーラーはフレキシブルパイプが一本しかついておらず、クーラー出口または排気出口どちらかにしかつけられません。

オプションで購入は可能ですが、、、、








いいものをモノタロウで見つけたんです。

ノーブランドで出ていた
ダクトベース 200円

エルボー   300円

ダクト本体  1000円

どうやら廃番になったハイアールのスポットクーラー用の保守部品。
当たりをひきました。

それぞれちゃんとしていて、はめあいもあっていました。

もう一つファンA(200円)、軸流ファンだったらいいなあと購入し たのですが、これは直径200mm厚さ100mmあろうという、ブロ ワーファンの羽だけ。無念。







冷風出口につけることにして購入した出口部品を加工して、ワッシャーで高さ合わせして隙間を両面テープ付きPETフィルム+ ゴム接着剤で充填して樹脂ねじ4本で取付。























本体カバーにあけた穴までを硬質スポンジで埋めて風の巻き込みを無くして









































エバポレーター部分完成。
 





 

 






3
コンデンサー(凝縮器)の能力向上



コンデンサーはひたすら冷やすのがいいはず。
で、
正面側タンク側に穴あけ。
側面今までの吸入部分のリブを全部切り取り。



















先ほど写真を載せた、コンデンサー部分のリブも切り取り。




























もっと風量を上げる必要があったので、直列でターボファンを追加。

この写真はテストしたときのものですが、エバポレーターに露滴がちゃんと発生。




























ヨドバシで購入した、
オーム電機 VT-16 [トイレ用換気扇 先端型]
14W だから0.14A
1720円(税込)
換気ファンを探していたら、この(汲み取り式トイレ)タイプが安くて、何とかなりそうだったので購入。

ついているものが0.08Aなので排風量が2-3倍にできたかな?

 

 








4
露滴水の排水対策


タンクにためないで、結露水を何とかできないか?

落ちたしずくをコンデンサー側へ落として、そこで蒸発させて、空気と一緒に排気してしまえ ばいいんじゃない?



まずはタンクへの排水路を遮断



























露滴水をコンデンサー側に流すように適当に穴あけ。





































あっという間にコンデンサーを通り過ぎないように
かあちゃんが捨てるといっていたフエルトをストックしていたので、適当に風と湿りっ気が残 るように穴あけ。

この後、水が落ちてきたのは確認できましたが、露滴水がコンデンサーを通り抜けてそこにた まってしまいました。

別途対策が必要と。

































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バイクハウスの湿気対策には引いてあるコンクリート自体にも対策が必要と感じました。

平置きしてあった、木製の部品箱をどかしたら、湿気がコンクリートを濃くしてるのに気が付 いたんです。

まあ25年もたったコンクリートですので、
いくら屋根があったところでも表面が風化して水を吸うようになっていたようです。


でまずは、ドリルに軸付きワイヤーブラシを取り付けて、劣化した表面を削り取りました。
粉塵は掃除機で吸い取って。






水性雨漏り補修材をローラーで塗布。
水で倍に希釈して、2回塗布。
































水性ワックスっぽい。

樹脂がコンクリートに侵入して固まって隙間を埋める感じ。

カビチェンジャーを薄くした感じです。
















浸み込めなかったところは表面で固まってて光っています。



次回、設置編へ続く。






 



 




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