プラグ穴清掃でググってもプラグねじの立て直しや、プラグを抜く前にキャブクリーナーを吹いてヘッドカバーからのオイル にじみを取り除く方法はあったのですが、 物理的にワイヤーブラシで穴の内側、特にプラグの座面を清掃する方法が見当たらない。 単純に円筒形のワイヤーブラシがあってプラグを逃げ、かつ穴径より小さければいいんじゃね。 ってことで始まったのがこのページ。 GPX750Rに限らずプラグホールのヘッド上面に対して、ゴムカラーでふさいで雨水はゴミが入らなくしているはず。 これを取っ払うと間違いなく水没、ごみ溜め、錆に浸される。 900ninja等の左サイドカムチェーンでサイドスタンドでしか保存できない場合は#1プラグが調子が悪くるなるのは その昔の常識でした。 以前書いてますが、プラグホールのゴム部品だけの調達は できないんです。 ごまかしながら使っていても隙間はあるもんでコイルを取った時に穴をエアーで拭いたらえらいほこりが出てきました。 |
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まずはよさげな円筒パイプを選択。水道管用。 内径20mm外形26mmうまくすればプラグの取り付け用六角ボルト形を逃げれれば外側だけを削ればいいと。 思いましたが無理でした。 プラグ対角20.2mm 惜しい!!! |
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中ぐり決定です。 といってもひたすらドリルにチタンコート回転歯をチャックして削るのみ。 こういう時には万力があったらなあと思う時。 旋盤があれば尚良し。 完成。 |
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外形も全く入らない。 先端肉厚1㎜でテーパーに落とさないとダメ。 グラインダーがあるけれどそのまま当てたらいびつになるし、アッと思ったら穴が開きそう。 で、パイプの両端を保持できればいいんじゃね。 ゴム栓を両端中側へ突っ込んで軸を両端まで貫通させれば両持ちにできる。 左右軸ともドリルでチャックして、回転を正逆にすればきれいに削れる。 見つけました。センターに穴が開いているゴム栓。 試験管、フラスコ経由ペットボトル用 軸は両端#2プラスビットの6角軸があったので突っ込んでみるとちょうどいい。 両側電動ドライバーで回してみたら、少し軸が短くて外れてしまう。 両端電ドラはあきらめて片側だけ回転させて、グラインダー側は手のひらで押し付けることに変更。 回転上げたり押し付け力強めるとやけどしそう。 |
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プラグレンチを参考に全長切断、リング断面を三日月に変更したり、2-3番がバイクフレームで入れにくかったりを修正し て やっと 柄の部分が完成です。 右下の写真の左側にブラシをつける。 |
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先端につけるブラシは市販のワイヤーブラシから真鍮線をコンロであぶって外して ある程度まとめて、柄のプラスチック先端に置いて瞬間接着剤で半分くらい生乾きにして、、、 |
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アルミ箔製のダクトテープを真鍮線の上から貼る。 押し付けながら余った接着剤をティッシュペーパーで取り除き乾燥させ、 真鍮線の先をはさみで切り揃えて できあがり!!! パイプを購入したのが10月、ゴム栓を見つけたのが12月頭 2か月放置して出来上がったのが2月10日 道のり長かった。 |
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ブラシで清掃した写真はこの一枚(^^) 清掃前も写真はいろいろフラッシュ焚いて撮ったんだけれど、使い物にならず。 中を掃除してエアを吹いたけれどゴミはほとんど見えませんでした。 おしまい。 |
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プラグは新しいものに交換しました。 トルクはサービスマニュアルに載っていた1.4kgf-m で締めています。 新しいプラグの電極ギャップはすべて0.65mmでしたので調整なしで組めました。 さすがmade in japan |