フォークを外してあったのを室内に持ち込むために ある程度磨いた後の写真 ここから改めて磨いていきます。 真鍮のワイヤーブラシを円周方向へ磨いていくそうな。 で、上が磨く前 下が磨き終わったほう 2000番の紙やすりにオイルをしみこませて最後の磨き。 ぽちっと凸になった黒いところを指先で感じながら平面まで落としてます。 この後の処理には自信がありませんのでそのつもりで。 目的はぽつぽつ空いている錆びたところの黒錆化。 1.さび落としが終わった後、パーツクリーナーでオイルを落とします。 2.手持ちの錆チェンジャースプレーをフォークにかけます。 3.固まる前にできるだけふき取ってしまいます。 4.表面に残ったスプレー樹脂膜をオイルをしみこませた紙やすりで磨き上げます。 5.やすりに樹脂膜の削りかすがついてくるのでそれがなくなるまで磨いていきます。 あくまでフォークのオイルシールの摺動部を重点的に。 |
ESCSをばらしていきます。 まずは頭についているノブを外します。 ノブにはクリックを出すために鋼球と押しバネが仕込まれています。 鋼球は錆で凸凹。紙やすりに挟んでぐりぐりしてさび落とし。 ESCSの本体は5mm穴のボルト2本で硬くしまってました。 Oリング2枚で本体と連結 四角いところはソレノイドが入っています。 カバーは下方向からプラス小ねじ2本で止まってます。 ソレノイドにはチャタリング防止用でしょうか低用量のコンデンサが一つ。 頭にはソレノイドの六角軸がはまり込むノブと連結される樹脂部品。 これにはOリングがはまっていて水が入ってこないようになってました。 ソレノイド室のカバーには打ち抜き紙?シール。 分割するときに2つに分かれて、きれいにはがそうとしたらバラバラになりました。 |
ソレノイドの頭の六角軸は手で回せます。 ESCSのポジションを2に合わせて外してすぐにマーキングをしましょう。 (結局私は失敗して合すのに悩みまくりました。) ソレノイドは4本のなべ頭+平ワッシャーで固定しています。 ねじ部にロック剤が塗ってあるので舐めないように注意して外します。 一般のソレノイドだと写真灰色の作動用プランジャーにリンクがついていて、 電気を流すとプランジャーが引き込まれてリンク先の例えば爪が外れるとかになってます。 電気を止めると、外付けのスプリングでプランジャーを離間させる。 翻って、ESCSの構造を見ると、離間用の圧縮スプリングがプランジャー内に入り、プランジャーの引き込む距離を六角軸 に切ってあるねじで決めている模様。 ねじを戻して、一番引き込んだ位置がここ 左側写真3枚が六角軸が出ていてプランジャーが引き込んでいる状態 右側写真3枚が六角軸を締めてプランジャーが出っ張っている状態 減衰ユニット部の状態 |
減衰ユニットをばらしてみます。 穴用ワイヤーフォーミング止め輪、アルミカラー、オイルシール、強圧縮ばね、 穴あきオイル流路、フリーバルブ板、を保持する圧縮ばね。 オイルシールにはラバープロテクタント、他の金属部品には防錆剤をかけて。 |
組み戻します この針金が入らない。レンチを使ってスペーサーを押し付けつつ指先でリング溝まで抑え込んでやっと。 プランジャーとばねを置いて ソレノイドをつけなおし、カバーにはシールの代わりに速乾性ボンドを塗り組み上げ終了。 |
マスキングをして塗装。 本当にこのNTカッターのPRO AD 2Pの30度っていうのはよく切れる。 ノブをDカットに合わせて取り付けねじ止め。 フォークのつや無しにはちょっと合わなかったようです。 これでフォークのさび取りはおしまい。 |