マフラーもやってみま す。
その2

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2021年08月23日
マフラー、ばらしたので組上げ。

組み上げる前に追加工します。
マフラー入り口側はダイキャストでできていて、φ5.5mm位の穴が開いてました。
今回はリベットからねじに変更しちゃいます。
熱がかかって冷めてを繰り返すと緩む可能性があり。
その時は瞬間接着剤か、液体ガスケットでゆるみ止め。

使っていなかったタップを探し出して山をたてます。



M6タップを6カ所すべてたてたら使用するねじを通してみます。
ねじは(六角穴付きの)フランジ付を選んで、食いつきトルクを増やしてます。



GPX750R+ZXRナサート集合の後方45度騒音は以前室内で測られて96dB。お情け合格でした。
まあ、外で測れば94dBに収まっていると思いますが案外ギリです。
で、消音対策で何かできないかと。

マフラー入り口を絞れるか
とりあえず購入したワッシャーをはめています。
ストレート排気の膨張用パンチングメタルにすっぽり収まってます。
ただし、4-1集合管の内径がこの座金よりも大きいので単純につけることはできないので
座金式はパス。



ばらすならインナーサイレンサーを突っ込めると購入した、デイトナ製長さ200mm
排気出口がへの字に曲がっているうちのでは
短くて細いインナーサイレンサーしか昔つかなかったんです。
まあこれも後ろから突っ込んで左側のねじとナットで止めるタイプですけどね。



左側がマフラー入り口、からテーパー上にパンチングメタルの筒が細くなっていき
出口につながってます。BEETのパルスコーンシステムというらしい。
インナーサイレンサーの方向も写真の通りにつけることになります。
三角に内曲げした遮蔽板が排気を受け止めて、円周方向へ流れを変える。



左側からテーパーパイプの中へ突っ込んで固定。
思ったよりもサイレンサーの径が大きくてちょうど真ん中で止まっています。



別のところで使おうと思っていたドリルねじがあったので、
パンチングメタルの外からサイレンサーへのドリリングとねじ止め。
ちょっとねじピッチが荒いところが嫌なところ。
M4ならピッチが0.7mmのものが選べたんですけど、流用じゃ仕方なし。



入り口側からサイレンサーを見たところ。
ねじを3本打ったら、うまいこと内径から浮いてサイレンサーを止められました。



排気側から見たところ。
3本ねじで止めたって書いたけど4本ある。
一本は空回りして外すこともできなかったんでそのまま放置。
実締結ねじは3本。



排気側のフタは板金。
穴径も前側と同じなのでタップは板厚が薄すぎて無理。
裏へナットを溶接できればいけるんだけど、
アーク溶接機もスポット溶接機も持っていない。
ブラインドナットだとナッターが必要。今あるのはブラインドリベット専用。
前側はM6にしたけど、
後ろ側は穴径を大きくできないと考えてM5で検討してます。

つらつら探していて見つけたのが
足3本屈曲することでナットを引き上げる簡単そうなこれ。

車のナンバープレートを移設するときに気が付いたのが、
こういう3本足の引き上げナット。
移設先はゴムナットでブラインドナットのように使用。
GPX750Rで言えばスクリーンの左右3本づつあるねじの内
一番下がゴムにナットを入れて、締めこむことで、ゴムが膨らみナットを保持してくれる。


取り付け穴径φ7.3mmのドリルも購入して穴を拡大。
ががががが

5個使って5個とも失敗。
ワッシャーと折れ曲がる足が一体と思ったら、違う。
さらにワッシャーから角が生えていて回り止めに使うらしいけど、
鉄じゃ無理。3カ所の角のうち一カ所が必ず浮いてしまう。
ねじを締めていくと足が折れ曲がらずに座金側へ出てきてしまう。
ちょっとだけもんで穴を大きくしたけど角が穴に入り込まない。

\\\\\\\\ギブアップ////////


平日にもかかわらずモノタロウから
ブラインドナット0.5-1.5mm
ブラインドナット1.5-2.5mm
座金内径7.2mm
ナッターがいらない”ちょっとナッター”
を手配。
翌日には到着しました。

座金は板金が錆で薄くなっていてブラインドナットを引き上げると持たないんじゃないかと。
と、穴を大きくしてしまっているのの対応です。
裏側へ座金を入れてからブラインドナットを取り付けする。

ちょっとナッターには専用の鉄製のブラインドナットがついているんだけれど、
個人的にアルミのほうが引き込みやすいと考えて
別途アルミのブラインドナットを購入しています。

2mm厚なら3回転回すと書いてある。
簡単か?



リベットの外側のようなのをねじに入れて最後まで締める。
マンドレルって言っているけれど単に六角穴付きボルトです。
本体の真ん中についているのはOリング
使った感じじゃ不要。



穴にセットしたブラインドナットを挿入して、
裏に座金をはめ込む。



今回はモンキーでナッター本体をつかんで
レンチを3回転させるだけ。



が、ボルトが回らんわ。
取説にはボルトにオイルを使用時ごとに塗布と書いてあるけど、
グリースのほうがいい
もっと言えば、二硫化モリブデングリスのほうがいい。



はっきり言って回らない。
ちゃんと座金がずれないように持っていないと
裏側から浮いた状態でボルトを回してしまう。
こうなると座金を裏面に密着させる手段がなくなってしまう。
イコール失敗。
今考えるとWクリップで座金がナットから浮くのを防いで
モンキーとボルトを締めるのが正解だった。
人間手は3本ありません。
本来座金を入れての作業はイレギュラーなことなので
いいんですけど。
やっぱ、ナッター買った方がいいです。
ナットを回すのにすごいトルクが必要で、胸筋を鍛えている感じ。



6本ナットをつけることができました。
一回失敗でした。



それと、
錆で薄くなっていたところは破断してしまってます。
塗装もいろんなところが剥げてきてますね。



マフラーに元々のガラス繊維の筒を戻します。
かゆくなるのでゴム手袋
吸い込んで塵肺になりたくないので、マスク。
ガラス繊維筒の外側に塗って入れやすくするためのモリブデングリース
叩き込みが必要になったら使うつもりで、ゴムシートとゴムハンマー



一回目
ハウジングに張ってあったガラスシートをそのままに筒を入れたら
シートが押されてぐちゃってしまう。
二回目
シートをガラス繊維筒に巻いて4/5くらい入れたところで
パンチングパイプを先に入れるのを忘れてた。
三回目
入ったけど外側シートがずれて入りきらなかったので、
内側へ折り込んで
が、
この写真。



最後にドーナッツをかぶせて
消音材入れ込み終了

左下にグリースでべとべとになったゴム手袋が写ってます。


排気側のフタをゴムハンマ-で入れます。
ねじと穴位置が合うように。



両端のねじを仮締めしてみてっと。



排気側は六角穴対辺3mm



入り口側は対辺4mm



入り口側から覗いてます。




マフラーの外側を削って適当な仕上がりのままにしておいたのは、、、



カーボン風アルミシート
!!!を貼るため。



マフラーの長さ423mm



円周345mm



ロール方向の原反435mm>貼る長さは423mm  左右6mmずつ
原反長さ370>円周長さ345mm  オーバーラップ25mm
ロールの癖がついたシートをいっぺん伸ばさないと貼れない。
伸ばすと、剥離紙が短くてところどころ浮いている。

剥離紙を100mm位剥して、カッターで50-60mm切り取って貼る準備完成
貼る方向は前から見て
 の に貼る
タイヤ側から下を貼って、おもて面を張って最後はタイヤ側に。
端部がタイヤ側(見えない)かつ下向き(雨泥が入りにくいので剥がれ難い)にする。


し か し
し わ し わ
にしか貼れなかった。



いっぺん張り付くとはがせない。
ワンチャンスしかない。
車のガラスにスモークを貼るように水貼りする方法もあるようです。
でもこういう風に貼ってしまった。




直せます!!!
空気が入っているのでその空気を押し出すように
カッターの金属製の腹(ブライト材の綺麗なU字型してればOK)を、しわの長手方向に動かします。

するとどうでしょう。

しわがなくなっていきます。
空気が残っているところはカッター先でピンホールをあけ、
しごいてあげると、空気が出て、密着します。

先にピンホールをあけないほうがいいのと、ここまでしっかりしわにしないほうが
しごくときに密着しやすいです。

この写真は、2枚上のしわが入っている場所を写しています。



この写真も、2枚上のしわが入っている場所を写しています。
ピンホールも5mm四方で開け続けながら、こすりながら修正をかけています。
日に当てると膨らんだところがすぐわかるので
穴>こする
こする>穴>こする
一周するのに3時間弱直し続けました。
次見たらまたいっぱい浮いているんだろうな。



こっち側はタイヤ側。”見えないところです”
残念ながら折り目がついてしまったところは修正できません。



ねじ穴をカッターで開けて



ねじを取り付けて完成。
表側はまあいいんじゃない。



裏面タイヤ側、しわしわ



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